40歳手前にバイオリンを始めた話①

こんにちは、beckmanです。

ご存知の方もいると思いますが、2年ぐらい前にバイオリンをはじまめした。
今も何とか続けているんですが、めちゃめちゃ楽しいです!
ここにいたる過程で、あー!やっちまった!っていうことも結構あったので、
私の成長の記録兼これから始めるみなさんのご参考になれば、と思い記事を書いてみます。

まず私についてですが、音楽的な英才教育は皆無です(笑)兄貴二人が泣きながらピアノの練習(確か先生が家に来てくれていた)していたので、幼心に「あれだけはやっちゃぁならねぇ」と思い、親にはピアノはやりたくない旨を早々と宣誓していました(水泳と剣道と公文と中学受験やる羽目になりましたが、今から思うと親には感謝ですね・・・)大学一年生からかれこれケーナを20年ぐらい吹いてます。あと、同じくらいの時期に作曲も独学からスタートしてます。そういうのもあり、楽譜は難しくなければある程度は読めます。

そもそも、なぜバイオリンなのかというと、ずーっと憧れていた、というのが大きいです。というか「耳をすませば」の影響です(笑)良いですよねぇ、せいじ君。あわせて、私はケーナやっているわけですけれども、年齢を重ねて肺活量が落ちたときに、思うように演奏できなくなったらその先の人生つらいなぁと思って、同じ旋律楽器で息を使わない楽器、というのでバイオリンにしました。もちろん加齢による影響はバイオリンもあると思いますし、私の思い付きといえば思い付きの部分が大きいです。

では本題に入りましょう。上記のような思いがあった私は、年を重ねるごとに新しいことを始めるのしんどくなるよな、と思い、2019年の12月に(40歳になる前に)始めよう!と思って、まずチャレンジすることに決めました。何を思ったか私は、いきなり「独学」で始めるとともに「電子バイオリン」を買います。現代にはYoutubeという文明の利器があり、「大概のことはYoutube見たらできるだろう」と安易な発想でした。

上記も含め、今でも参考にしている素晴らしいバイオリンのチュートリアル動画は国内外問わずあるわけですが(特に英語圏)、「独学でできる」と「電子バイオリン」の二つの選択は、両方とも結果的には上達にはマイナスだったことに後々気が付きました。まず、Youtubeによる独学ですが、確かに視覚的な部分は多少参考になるのですが、力の入り具合がわからないんです。「指板は軽く押さえましょう」「弓は重さを感じる程度でホールドしましょう」とかいうんですけど、これが全く分かんないんですよね。で、大体の人は不必要に力が入ってしまうんです。それに加えて、電子バイオリンは、私は静かに弾けるかな、と思い買ったわけなんですけれども、弦の張力が違うのか、弦を左手で押さえるのになんかうまいことおさえないと、いたずらに力んでしまうんですよね(これに気づかないまま、習った後も1年半ぐらい弾いてました)。なので、独学の期間は無駄に力むことを体が覚えてしまい、あまり良い時間の使い方ができないどころか、変な癖がついてしまったようにさえ思います。(この力みがずーっと私を苦しめる見えない存在でした。)あわせて、もっと別の角度で、とか、もっと近寄って見てみたい、つまり、リアルでレッスンを受けてみたい、と次第に思うようになっていきました。

そこで、天下のヤマハなら大人のバイオリン講座ぐらいあるだろう、と思い調べていたら、大阪市内にもいくつか教室があったので2020年の2月に、ふと、体験入学を利用することにしてみました。で、実際に行ってみると、やっぱりリアルで習ったほうが良いな、と思うわけです。いろんな角度で先生が弾いてるところ見ることができる、というのはもちろんなんですけど、生で音が聞けるっていうの、すごく大事だなと思いました。ゴールは「素敵な音色で演奏すること」で、目の前でその化身がいるわけなので、とりあえず、これは家でやるより格段にうまくなれる気がする!と思い、月3回、10000円強の個人形式のレッスンを受講することにしました。もちろん個人のほうが高いので、グループという選択肢もありましたが、私は大学受験の時から質問魔で、気兼ねなく質問したい、という思いがあったので、比べてしまえばより高額なわけですが、個人レッスンを選択しました。

以上、beckmanがバイオリンを始めるにあたり、個人レッスンを始めるところまでを簡単にまとめてみました。私のようなタイミングでバイオリンを始める方をレイトスターター(Late Starter)というそうなのですが、小難しい感じじゃなければあきらめない心さえあれば十分弾けるようになると実感しているので、この記事(とその続編)が、これから始められる方の何かの参考になれば、と思い、今後記事を増やしていこうと思います。